症例・研究レポート/ Report

根管治療約5年後

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2012.8/18

右下奥歯が痛くて咬めないとのことで来院。

頬側にサイナストラクトを認めました(膿の出口)

そして破折を疑わせるレントゲン像です

金属を除去しラバーダム防湿後、根管治療を開始しました

2012年5月(3ヵ月前)のレントゲン↓

この時点では炎症所見は認められませんでしたが、すでに感染していた可能性もあります。

 

2012.8/25(2回目の来院)↓

症状は消えて、咬める様になったとのこと

遠心根に歯髄結石と思われる硬組織があり中々進まず。。

レントゲン撮影

9/15 D根、ML根を根管充填

2013年2月

5か月ぶりの来院

残りのMB根を根管充填

遠心根はGPが根尖より飛び出しており、あまり褒められたものではありません↓

2017年12月

メインテナンスで3年ぶりに来院されました

レントゲンを撮影したところ、飛びでたGPは生体により貪食され、無くなってきています。

異物が根尖から出てしまいましたが、骨もできて治癒しています

治すためには、根管内に感染した細菌を徹底的に減少させることが大事です

レントゲンをみて患者さんも安心したとのこと

Tさん良かったですね!

根管治療(神経の治療、根の治療)で最も大事なものの一つが

ラバーダム防湿です

成功率を高めるにはラバーダム防湿をすることが大前提となります

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