症例・研究レポート/ Report

本日の根管治療

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左下の奥歯で咬むと違和感があるという患者さん

歯肉を押しても違和感、痛みがある状態

根管治療が必要と判断

金属の詰め物の周囲が虫歯になっており、細菌の侵入が疑われます

金属を外した直後です

内部が汚染されているのが一目瞭然です

金属は歯と接着しない(くっつかない)ため、この様に細菌の侵入を許してしまいます

 

ラバーダム防湿後、内部の細菌を徹底的に除去

根の治療、神経の治療をする場合は

ラバーダム防湿は必須になります

充填直後 ↑

この後、精度の高い被せものを装着することで成功率が高まります

(精度が悪いと、再び細菌の侵入を許してしまいます)

Sさんは、歯と接着するジルコニアクラウン(オールセラミック)を選択されました

隣接面カリエス

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左上の犬歯にクラック(ひび)が入っており、そこから虫歯になっている様です

やはり、虫歯が進行していました

痛みとか全くなかったんですけどね、、とOさん

早めに処置してよかったですね!

症状が無くても、定期的な検査をお勧めします

根管治療約5年後

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2012.8/18

右下奥歯が痛くて咬めないとのことで来院。

頬側にサイナストラクトを認めました(膿の出口)

そして破折を疑わせるレントゲン像です

金属を除去しラバーダム防湿後、根管治療を開始しました

2012年5月(3ヵ月前)のレントゲン↓

この時点では炎症所見は認められませんでしたが、すでに感染していた可能性もあります。

 

2012.8/25(2回目の来院)↓

症状は消えて、咬める様になったとのこと

遠心根に歯髄結石と思われる硬組織があり中々進まず。。

レントゲン撮影

9/15 D根、ML根を根管充填

2013年2月

5か月ぶりの来院

残りのMB根を根管充填

遠心根はGPが根尖より飛び出しており、あまり褒められたものではありません↓

2017年12月

メインテナンスで3年ぶりに来院されました

レントゲンを撮影したところ、飛びでたGPは生体により貪食され、無くなってきています。

異物が根尖から出てしまいましたが、骨もできて治癒しています

治すためには、根管内に感染した細菌を徹底的に減少させることが大事です

レントゲンをみて患者さんも安心したとのこと

Tさん良かったですね!

根管治療(神経の治療、根の治療)で最も大事なものの一つが

ラバーダム防湿です

成功率を高めるにはラバーダム防湿をすることが大前提となります

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